知財検定2級に申し込んでみたけど、どうやって勉強しようかな…
何から始めたらいいのかな〜
知財検定2級って独学でも合格できるかな…
知財検定2級に1回落ちたから次は合格したいけどどうしよう。。。
こんな悩みは抱えていませんか?

知財検定も2級になると結構難しくなりますよね。
僕も1回目は不合格でした。3級と同じように舐めてかかると痛い目にあいます。今回は2回目で合格した体験を元に解説します。
✔本記事の信頼性
アイキャッチ画像は合格証書にしていますが、実際にいつ受けてどのレベルで不合格だったのか紹介します。


こんな感じで2020年7月に受験し、学科70%・実技75%で不合格となりました。
しかし11月に再受験し、学科87%・実技90%までスコアアップして合格でした。少しまわり道していますが、その分の実体験を解説します。
それでは、ごゆっくりご覧ください。
【独学前に】知財検定2級とは

知財検定2級のレベル感
知財検定2級は3級とは違って難易度はかなり上がります。
理由は、3点です。
- 回答時の選択肢が3→4になり絞り込みが難しくなる
- 問題数が30問→40問に増えて時間がない
- 合格点が70→80点なので特許、著作権以外も深い知識が必要になる
特に80点以上の合格点は結構厳しく感じました。3級試験の記事の解説しましたが、3級までは特許と著作権をしっかり学びつつあとはサラッとテキストを読む感じでも商標や意匠などの問題が難しくないので合格できます。
例えば、学校のテストでもそうですが、50点を70点にする勉強と70点を80点にする勉強は求められる理解レベルが違いますよね。
なので、2級はしっかり対策する必要があります。
知財検定2級の合格率

2008年からの合格率をチェックしたところ、2013年を起点に徐々に合格率は下がっています。近年は、30〜40%でしょうか。3級は70%程度なのでぐいっと難易度は上がることが分かります。
なので相応の対策はやっぱり必要ですよね。
知財検定2級の傾向と対策

知財検定2級の出題傾向
学科試験
過去問を見ると分かりますが、40問の4択の選択式です。3級同様に特許、著作権に加え商標も詳細な知識が求められます。
出題範囲がかなり広がり対策は結構大変です。
過去問は3回分、無料公開されているので必ず解きましょう。
実技試験
実技は対策しやすく、最初の大問①が特許、大問②が商標、大問③が著作権で各6問×3=18問、○✕と理由が出題されます。さらに、4択問題が15問、計算問題1問、語句挿入が6問で計40問です。
実技は型があるので結構対策しやすく、実際に業務で特許出願する経験をしている方は有利でしょう。
勉強に準備した本は4冊
僕は不合格した際の要因として公式の厳選過去問題集だけを何度も繰り返すしかやっておらず、無料過去問は全てやらずだったことを後悔していました。

そこでしっかり過去問を解きまくることを決意しました。しかし、そこで問題が…。解説がないので選択した理由が分からないのでした。
なので参考書を本屋で立ち読みしつつ完全マスターシリーズを購入してみました。わりとお値段もしたのですが絶対受かりたかったので投資してみました。
3級のテキストよりかなり詳しく書いてあったので過去問の選択理由はしっかり理解できることができました。
過去問は幅広く解いておくことで本番は落ち着いて対応することができます。
結論、知財検定2級はとにかく過去問を解く、なぜその正解になるのか参考書で理解する。その繰り返しで必ず合格できるはず。
みなさんも必ず過去問は全て解いてくださいね。
公式以外で有効なサービス3選
僕も合格するあとに気づいたのですが、サブスク系で動画学習できるサービスがいくつかあることを知りました。もしもテキスト全部揃えるのは高いよ…という方は検討してみていかがでしょうか。
3ヶ月限定で契約してあとは解除するとかもありですね。
①オンスク.jp
料金は¥980/月〜です。最初は無料体験もできるのでテキスト買っての王道パターンじゃなくてもコスト安く勉強したい方にとっておきですね。

月額¥980のサービスでも教材のダウンロードもできて動画学習もできる。なので、1ヶ月だけ契約し、がっつり動画学習して教材だけスマホやPCにダウンロードした後で復習。あとは、無料の過去問で対策するだけでもぶっちゃけ十分です。
僕のときはこんな素敵なザービスはありませんでした。無料体験もできるので気になる方はみてみましょう。
②スタディング

こちらもオンラインの動画教材です。無料講座を試してみることも可能です。正直安すぎるのはこわいな、けどテキスト揃えるよりは安く学べないかなと思う方向けのサービスですね。

価格は¥3,900なので、公式テキストと過去問題集を買うより安くしっかり勉強できますよね。
③資格スクエア

現役の弁理士からしっかり知財検定の対策を受けることができるサービスです。
実は公式テキストと連動し、参考書にして動画講義を受けるスタイルです。なので、テキストは買ったはいいけど、どうやって勉強して良いか全然分からない方に有益なサービスです。
価格は¥1000/月〜でオンスク.jpと同程度ですね。
なお、こちらも初回講座の視聴は会員登録すれば無料で使えます。公式テキスト買ったけど、勉強に苦戦している方に良きサービス。
知財検定2級のオススメの勉強法2つ

過去問は全て説き参考書で正答理由をインプット
勉強に準備した本でも書きました。
まずは、過去問に3回分必ず解いてください。さらに時間を測って解くのオススメです。
理由は、本番は時間との戦いもあるからです。基本、知財検定の問題は、
設問読む→選択肢の○✕を判断→問いに合わせて○or✕の番号を回答する、ことの繰り返しです。
したがって、各選択肢の○✕判定を急いでする必要があるんですね。なので過去問を解く時もただ解くのではなく時間を測って解く。これだけで結構違いますよ。
YouTubeの過去問解説動画をチェックする
YouTubeで村井教授という知財系ユーチューバーがいます。
この方の解説は少しクセありですがかなり有益です。まずは、過去問を説きつつお金を一切かけたなく人はこれでコツをつかんでみるのが良いでしょう。
とはいえ、知財検定2級は参考書ゼロはきついのでどれかは投資して購入するのをオススメします。
試験料も高いですし、1回で受かることを考えると必要な投資かと思ったりしますよ。
最後に
1回落ちた僕ですが、やはり試験料も勿体ないなと後悔しています。
みなさんには後悔してほしくないので、過去問を全て解いて、自分で正答理由を理解して試験を受けてみましょう。合格は80%以上なので、40問中8問までは間違うことができます。
逆算しつつ特に特許、著作権、商標は何度も解いて試験慣れしておいてくださいね。
細かい勉強テクニックは3級の記事にも書いてますので気になる人は参考にしてみてください。

今回は以上となります。