
スタバのバイト始めたけど、ブラックエプロンとか憧れるな、、、

バイトでもブラックエプロン目指せるのかな?どうやってなれるんだ…

ブラックエプロンのメリット、デメリット知りたい。モテたりするのかな?
こんな疑問を抱えていませんか?
スタバでバイトを始めたあなたも、今からスタバでバイトを始めようと思ったあなたも一度はブラックエプロンの存在に気になったことがあるのでは?
一度は目指したくなるブラックエプロン。コーヒーの専門家の象徴として取得したい人も多いのではないでしょうか。

僕は学生時代にスタバで6年バイトし、ブラックエプロンの試験に2回合格しました。ブラックエプロンを取得すると自分に自信を持つことができ、より接客や人と話すことが楽しくなりますよ!
✔︎本記事の内容
- ブラックエプロンを取る方法
- メリット
- デメリット
それでは、ぜひ最後までお読みください。
スタバのバイトでもブラックエプロンは意外と簡単?【3ステップで解説】

スタバのバイトでもブラックエプロンになることは可能です。スタバでは社員、アルバイトの壁が少なく、働く上での細かいルールがあんまりないからなんですね。
早速、ブラックエプロンになるための手段を3ステップで解説していきます!
- バリスタ認定試験に合格する
- ストアコーヒーマスター(SCM)認定試験に合格する
- ブラックエプロン認定試験に合格する
【1st step】バリスタ認定試験に合格する
バリスタ認定試験は、実技と筆記の2つのテストです。
実技では、ドリンクをレシピ通り作れるかテストされます。例えば、
- キャラメルマキアート
- カプチーノ
- 抹茶クリームフラペチーノ
などなど。特に、キャラメルマキアートやカプチーノは、スチームミルクとフォームミルクの割合が肝なので、結構難しく感じるかもしれません。
筆記は、ドリンクの各サイズごとのレシピ、スタバの商品知識、理念なども含め出題されます。
このバリスタ認定試験を合格できると、一人前のバリスタとなり時給も少し上がりますよ!
バリスタ認定前は分からないことばかりかもしれません。しかし、スタースキルというスタバのマインドを持っておけば大丈夫!
自信を保ち、さらに高める
困ったときは助けを求める
相手の話を真剣に聞き理解する努力を怠らない
※スターバックスのスタースキルより
僕も初めての頃は、先輩に美味しいカプチーノの作り方をよく教えてもらっていました。
レシピ通りに美味しいカプチーノを作るには、ミルクをスチームする時にしっかりミルクを冷やして置くことが大切。
理由は、スチーム開始時にしっかり冷えたミルクを使うことで温度が上がる時間を稼ぐことをでき、余裕を持って空気を含ませることができるからです。
開封後のミルクは残量も減り、ミルクの温度が上がりやすいので気を付けてみてくださいね。
【2nd step】ストアコーヒーマスター認定
バリスタ認定後、ブラックエプロンになるためにはストアコーヒーマスター(SCM、または単にコーヒーマスターとも言います)になる必要があります。
ちなみに、SCMの能力用件は以下の通りです。
【知識面】
- コーヒー豆の商品知識を充分に有し、家庭で美味しくコーヒーを楽しむアドバイスができる。
- フードペアリングのおすすめができる。
- 業界一般で販売されているコーヒー豆とお客様のニーズが理解できる。
【コミュニケーション面】
- シンプリーサービスを理解し、「接する、発見する、対応する」の各ステップを正しく実践できる。
- スタバの商品の特徴をデモ、サンプリング、テイスティングパーティーなどを通じて伝えることができる。
- 1対1のコミュニケーションが、必要に応じてできる。
- 基本的に店内が、活動範囲のコミュニケーションとなる。
【姿勢・態度】
- ミッション宣言を理解し、店舗にて実践している。
- 身だしなみ・ドレスコードが守られ清潔感がある。
- 礼儀正しく、正しい言葉遣いができる
などが書かれていました。これだけでも結構大変ですね。
SCMになるには、自分の所属しているお店でコーヒー豆やそれに関連する商品をどうやって売っていくか、どう啓蒙していくかを考えて行動できるようにならなければなりません。
僕はアルバイトながら、時給も上がらないのに夢中でコーヒーの魔力に取り憑かれて必死に勉強していました。業務を通して製品知識を蓄え、それを接客に活かす、売れたか売れなかったかを検証するの繰り返しです。
スタバではバイトでも福利厚生で週に1度、好きなコーヒー豆を100gずつ持って帰ることができます。私は毎週いろいろなコーヒー豆を持ち帰り、家でよく飲んでいました。
コーヒーはスタバも含め他のカフェを利用したり、コーヒーの定期購入もして味覚を鍛えていましたよ。
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僕は2006年にスタバを開始し、バリスタ認定後、コーヒー豆の売れない駅前店舗のコーヒー豆セールスで前年比108%を達成しました。

この経験を通じ、SCMになりたいと店長に伝え、当時の実績が買われすぐにSCMになることができました。
SCM認定方法は店舗や店長によっても認定方法が曖昧な部分があるので、ぜひ自分で知識を蓄えながら、自分がコーヒー好きで、コーヒーに強いことを店長にアピールしてください。
僕の場合は、この実績と面接試験を受けただけで合格することができました。
【3rd step】ブラックエプロン認定試験に合格する【上位3%への挑戦】
SCMになるとブラックエプロン認定試験の挑戦する権利が与えられます。ブラックエプロンは今でこそかなり認知されていましたが、私が入社した当時は非常に貴重な存在でした。昨今は10%もいるようですが、当時は全体の3%でした。
ブラックエプロンは当時ディストリクトコーヒーマスター(DCM)と呼ばれ、店舗だけでなく、その地区でどうやってコーヒー啓蒙をしていくかという段階に入ります。
では、お待たせしました!ブラックエプロン認定試験に合格するための手順を紹介します。
- コーヒーリソースマニュアルの知識インプット
- プロモーションコーヒーの特徴をインプット
- 一般的なコーヒー教養をインプット
コーヒーリソースマニュアルの知識インプット
コーヒーリソースマニュアルは、スタバの社内資料でコピー厳禁の機密資料です。
スタバのコーヒー豆の歴史、取り扱っている豆の特徴、生産地、加工法、買い付け、ブレンドやローストなどスタバ独自の情報を学ぶ必要があります。持ち出し、コピー不可なので休憩中や時間外に借りて店内でメモして覚えるしかありません。
ごめんなさい、これだけは地道にインプットを重ねるしかないです。割と分厚い資料ですが、特に単語と数値はよく出るので、箇条書きでノートにメモするなどしてインプットしましょう。所用時間は週3勤務で4週間ほどはかかります。
プロモーションコーヒー豆の特徴をインプット
プロモーションコーヒー豆とは期間限定のコーヒー豆です。対義語は、コア豆とも呼ばれハウスプレンドなどが該当します。
最近だと、スタバの公式ブログがあり、最新のコロンビア産のプロモーションコーヒー豆のストーリーが掲載されているので、こういった情報のインプットは必須です。本当、便利になっています!
また、以下の写真のようなプロモーション豆のカードも役立ちます。必ず、プロモーションコーヒーが登場した際はコレクションしておきましょう。店舗にお客様向けに配布されますが、私はいつも1枚自分用にもらっていました。

試験にはどれが出るかわかりませんが、1問は記述式の問題が出題され、その年のプロモーションコーヒーを自分の言葉で表現する問題が出題されます。試験構成は、基本、4〜5択の選択問題と語句を記述する問題です。それに加えてプロモーションコーヒーを説明する問題が必ず出題されます。
想定は、コーヒー豆が並んでいる棚の前にお客様がいて、コーヒーを手に取ってパッケージを見ていることを想定し、どうその特徴を伝えていくか。
できれば、自分でコーヒープレスを使ってコーヒーを淹れながらカード情報を見て、記録しておくと確実にインプットできます。
特に生産地、加工法、キーワード、相性に良い風味はインプット必須ですよ。

一般的なコーヒー教養をインプット
最後に業界一般のコーヒー知識を習得できるおすすめの本を3冊紹介します。ぜひ全部読んでコーヒーの教養を身につけてください。最低1冊は読んでないと受かるのは厳しいと思います。
この3冊は本当に必見です。僕はマニアなのでコーヒーに関する書籍は10冊以上購入していますが、ブラックエプロンを取得するなら下記3冊がかなりおすすめです。


以上、3ステップでブラックエプロンまでの道のりを解説しました。スタバでバイトからでもブラックエプロンをとることは可能です。しかし、結構勉強しないといけません。
あとは、運もありますが、周りの人に助けを求めて過去問を入手したりして対策してみてください。本当に困っている際は、私までTwitterでDM頂ければフォローします。
特別に私の勉強したノートや過去問を紹介します。しかし、8年前と情報が古いため、その点はご了承ください。まずは、上記の本を入手して学習に励んでください。
そう、困ったときは助けを求める。
スタバのバイトでブラックエプロンになるメリット3つ【結構モテます】

ブラックエプロンになると得られるメリットは以下の3つです。
- 接客で圧倒的に自信を持って話ができる
- 人と話すことに自信を持てる
- 転職、婚活など人生の節目に役立つ
接客で圧倒的に自信を持って話ができる
結論、ブラックエプロンをつけて接客することで圧倒的に自信を持って話ができます。
理由は、ブラックエプロンをとるまでの過程で豊富な知識を蓄えているからです。
例えば、商品棚でコーヒー豆を見てるお客様が現れたとします。パッケージの裏をマジマジとみていたらチャンスです。声をかけてみましょう。試飲を提案してみましょう。
苦労して身につけてきた知識は絶対に裏切りません。
とはいえ、接客ではブラックエプロンでも知らないこと、分からないことが出てくると思います。その際は謙虚に調べて正しい情報を提供することを意識しましょう。

人と話すことに自信が持てる
接客に自信が持てるようになるとプライベートでも人と話すことに自信が持てるようになります。
理由は、自分の接客を通じて、プライベートでも相手の望んでいることを少しずつ理解できるからです。
例えば、私は人と話すことに苦手意識がありました。しかし、ブラックエプロンを取得後は接客も楽しくなり、人と話すことが好きになりました。恐らく、良い循環が生まれたのだなと。
正直、給与が上がるわけでもなく、経済的に優位になっていないにも関わらず、自然と自信がつく、自己肯定感が強くなるんですね。
転職、婚活など人生の節目に役立つ
結論、ブラックエプロンをとると人にモテます。
理由は希少性もありますが、1番は自分に自信がつくからではないでしょうか。
例えば、お金を稼げるようになると自信がつくのは容易に想像できます。しかし、ブラックエプロンは名誉であり、お金を稼ぐことにネガティブなイメージのある日本では、お金のためにやってないアピールもできるので有効です。
さらに、就職面接の時に話がしやすく、相手に興味をもってもらったり、恋愛でもかなり強くなれます。
正直、ブラックエプロン取得後は、バイトなのにお客様からお食事に誘われる機会があり、ファンもできました。僕は特にイケメンでもないのに、お客様からプレゼントをもらったことがあります。
また、社会人でも有効で、転職面接では意外と興味を持ってもらえたり、婚活でもスタバの話題は盛り上がりました。トークネタとしては、最強のテーマの一つではないでしょうか。
スタバのバイトでブラックエプロンになる上で避けられないデメリット3つ

- ブラックエプロンになるには時間が必要
- ブラックエプロンになっても給料は上がらない
- スタバが魅力的過ぎて視野がせまくなる
ブラックエプロンになるには時間が必要
ここまでブラックエプロンになるための手段やメリットをまとめましたが、ぶっちゃけ、時間がかかります。
理由は覚えることが多すぎるからです。私はバリスタ認定後、2年目でSCMになり、3年目でブラックエプロンを取ることができました。しかし、週5で勤務すればもっと短縮できると思います。
勉強にかかる時間もよく聞かれますが、正直、人によります。一番効率が良いのは、覚えた知識を接客時に使ってみることです。
例えば、ハウスブレンドというコーヒー豆は、よく本日のコーヒーになることが多いですが、おすすめのフードは何か、どの地域の国の豆がブレンドされ、どう言ったストーリーで作られたか。それらをインプットしたら、ぜひ接客中に使ってみましょう。これが、最も効率的に学習することができる方法だと思います。
なお、バリスタ認定が終わった後、コーヒー以外にも覚えないといけないことは山ほどあります。また、スタバは基本、お客様が絶えないので忙しいです。
ゆっくり接客できる時間も結構少ないです。
そこで、業務外でコーヒーの勉強をする必要が出てきます。しかし、時給は一切出ません。
それでも目指すべきか、時間がかかるのは確かなのでその点は自分と会話してみましょう。
ブラックエプロンになっても給料は上がらない
ブラックエプロンになっても給料は上がりません。
理由は、ブラックエプロンは名誉であり単に目指すべき姿であるからです。
例えば、8年前に私が岡山のスタバでバイトしていた時給は¥880でした。スタバは地域の最低賃金によって時給を設定しているので地方は安くなります。都内でも当時は¥1000弱でした。
お金を稼ぎたいという目的が明確であればスタバのバイトはおすすめできません。
スタバが魅力的過ぎて視野が狭くなりがち
スタバが魅力的過ぎて視野が狭くなります。
理由は、一緒に働く人もみんなコミュ力高い、優しい、ポジティブ、親切な人が多く、スタバの多様性のある良い環境に慣れてしまうからです。
例えば、社会に出て、私は初めて就職したのは田舎の食品メーカーでした。日本のメーカーでは高学歴、男性、40,50代に権力が集中することが多く、スタバの環境に慣れてしまうと辛くなることも増えました。
私は6年も続けていたこともありますが、もっと他の世界も見るべきだったと後悔しています。
しかし、スタバにハマれるのは良いことです。一方で最後まで読んで頂き恐縮ですが、他の世界も幅広く知ることも大切です。
以上、メリット、デメリットを理解した上で、挑戦して頂けると嬉しいです!
今回は以上となります。