
最近、中田敦彦のYouTube大学で「2025を制覇する企業」の動画を見たけど、もう少し深堀りして知りたいな…

食品系の企業の紹介されていたけど、そんなに革新的な企業なんだろうか?

「2025年を制覇する破壊的企業」って今後の未来予測で活用できそうな本なのかな〜
こんな疑問を抱えていませんか?

僕もYouTube大学で動画を見たのをきっかけに実際に本を購入して読んでみました。
結論から言うと、GAFAだけじゃない最新の企業を勉強でき、副業を始めるきっかけになる本でした。
今回は食品メーカーで働いている僕の目線で内容を徹底解説します。
とはいえ、記事読んでられないって方はAmazonのオーディブルで聞くのもありです。
初めての方は実質無料で「2025年を制覇する破壊的企業」を聴いて学ぶことができます。
それでは、ぜひ最後までお読みください。
2025年を制覇する破壊的企業

「2025年を制覇する」という少し煽りが強いタイトルになっているこの本ですが、著者の山本康正さんは不条理な世界を変えたい、変えられればと思い本を出しました。
山本康正さんは母子家庭で育ったこともあり、生まれた場所や環境により不幸な人を減らしたいと考えていたようです。
最初は生化学などサイエンスに興味をもち、Googleに転職したことでテクノロジーが世の中を豊かにしていることに気づかれました。
現在はベンチャーキャピタリストでGAFAに続くベンチャーを応援している中で注目している11社を解説されています。
破壊的企業11社とは
- グーグル
- アマゾン
- フェイスブック
- アップル
- ネットフリックス
- マイクロソフト
- テスラ
- インポッシブル・フーズ
- ロビンフッド
- クラウドストライク
- ショッピファイ
みなさんは何社ほど知っていたでしょうか?
僕はGAFAとネットフリックス、マイクロソフト、テスラ、インポッシブルフーズまでは知っていましたが、ロビンフッド、クラウドストライク、ショッピファイは知りませんでした。
本書でも指摘されていますが、日本ではGAFAしか知らない人が多く、有名にならないと興味をもつ方が少ないかもしれません。
しかし、インポッシブルフーズを含め、ロビンフッド、クラウドストライク、ショッピファイたちは今やアメリカではGAFAの脅威になっていることもあり要注目の企業とのことです。
今回は、僕も知らなかった企業を中心に調べた情報を掲載します。
ロビンフッドとは
証券業界初の「売買手数料0」で投資ができるネット系証券会社です。
ネット上にもまだ紹介記事が少なく、あまり知られていないようですが本書ではそのビジネスモデルについて解説されています。
売買手数料ゼロを打ち出したこともあり、富裕層がメインだった証券投資に投資経験の少ない10代、20代を呼び込んだ点が革新的でした。スマホゲームをやっている感覚で操作できるので若者に刺さったようですね。
ビジネスモデルは購入する証券会社をユーザーに選ばせることにあります。
〇〇証券から買うか、△△証券から買うのか。そういった証券会社に対して、「〇〇証券から買うように割り振るのでその分手数料を頂戴します」といった形で収益を伸ばしています。
あくまで投資家は売買を手数料ゼロですので、完全に投資家目線のサービスを提供している会社ですね。
クラウドストライクとは
クラウドにつながっていることを前提にしたサイバーセキュリティ企業です。
クラウドストライクについては、既に日本法人もあるようでした。
クラウドストライクの創業書はアンチウイルスソフトを開発しているマカフィーでCTO(最高技術責任者)まで努めたエンジニアです。
従来のセキュリティシステムに限界を感じ、ゼロから新しい仕組み構築にチャレンジしたようですね。
現代はクラウドやネットに常時つながっていますよね?
なので各々のパソコンにアンチウイルスソフトを入れるよりもクラウド自身でセキュリティのアップデートができる点が革新的でした。
会社用のスマホやパソコンなどは不要になり、プライベートの使い慣れたパソコンで仕事が可能になります。
会社で支給しているパソコンを管理する手間が省けるので効率的で、日本ではソニーや竹中工務店などの大企業での導入も進んでいるようです。
クラウドストライクもユーザー目線で安全かつ簡単に仕事ができる仕組みやサービスを提供している会社と言えるでしょう。
ショッピファイとは
企業のECサイト開発・運営を手掛けている会社です。
Webサイトの制作、カード決済の仕組み、売買分析など企業がインターネットで商売をするために必要なノウハウを全て代行してくれます。
実は、日本にも進出済みです。

とはいえ、これを聞いた皆さんはAmazonや楽天があるので普通では?と思うかもしれません。
確かにライバルが多いビジネスモデルですが、既にルイ・ヴィトンやディズニー、ナイキ、ワークマンなどがAmazonでは出品しないと宣言し、ショッピファイと組みながらECサイトを充実させているようです。
理由は手数料で、Amazonや楽天などの大規模プラットフォームを使うと手数料が高く制約も大きい。
なので、自社でWebサイトを作るお手伝いしてもらえるショッピファイは企業にとってかなり助かるでしょう。
3大メガトレンドとは
以上が11社の紹介とあまり知られていない会社の解説をしてみました。
一方で、2025年に向けたメガトレンドとして著者は3つを上げています。
- 業種の壁崩壊とコングロマリット化の再来
- ハードでもソフトでもなく「体験」が軸になる
- データを制するものが未来を制す
- コングロマリット化とは?
-
簡単にいうと本業とは関係なさそうな異業種の事業を吸収することです。
3大メガトレンドを要約すると、本業を決めずにデータを軸に最高の体験をユーザーに届けるということです。

不確実な現代では、ぶっちゃけ未来予測なんてほぼ当てにならない。
とはいえ、数年後はどうなっているかは考える価値もあります。
徹底してムダをはぶきつつ生活者がどんなことに困っているか、どんな行動をしているのかデータを集めまくるのがトレンドになっています。
例えば、僕は食品メーカーで9年ほど、美味しくて健康な商品を開発し続けています。しかし、そんな商品はたくさん出ていますし、美味しい以外の価値を徹底して深堀りしないと淘汰されるのでは危機感がありました。
2025年に向けて3大トレンドは今後も要チェックですね。
2025年に必要なスキル5つ

そんな破壊的企業11社が急成長している中、僕らはどんなスキルを磨いていけばよいのか?
著者は5つのスキルを提言しています。
- 英語
- ファイナンス
- データサイエンス
- プログラミング
- ビジネスモデルが読める
著者は高学歴で自身もスキルがあるので、読者は気落ちするかもしれません。
けど僕もこんな5つのスキルは自信ないですし、人並み以下です…。
とはいえ、現在〜2025年までに必要なスキルかと感じますし、英語なんてずっと必要だって言われつつも頑張ることができていない人も多いのではないでしょうか?
僕も英語なんて少し業務で論文を読む程度で、使っていないので改めて英語力アップに向けて勉強し直しています。
まずは、英語でのニュース、情報収集を目的に辞書をひきつつ触れてみる。
英語のYouTube動画で勉強してみるだけで良いではないでしょうか。
なお、プログラミングは僕も興味があって勉強したことがあります。udemyという動画学習サービスを使うと¥1,000程度で勉強できるので興味がある人は覗いてみてくださいね。
食品業界の壁を超えるインポッシブル・フーズ

インポッシブル・フーズとは代替肉の分野で世界をリードしているアメリカの食品メーカーです。
みなさんは「代替肉」を知っていますか?
日本では豆腐ハンバーグなど大豆を使ったメニューも昔からあるのですが、世界ではタンパク源となると、牛肉や豚肉、鶏肉などがメインになります。
一方、世界的に人口が増えている中、全員が肉からタンパク質をとることは厳しくなりつつあります。
理由は、家畜を大量に育てるには広い農地に、大量の餌が必要だからです。また、特に牛肉や豚肉は温室効果ガスであるメタンガスを出します。
さらに、世界には家畜化された牛15億頭、豚10億頭、鶏500億羽がいるといわれ、工場に似た施設で大量に生み出されており、肉を食べ続けることに倫理的にも興味、関心が集まっています。
インポッシブル・フーズは豆のタンパク質成分から本物に牛肉に近い食感と風味を再現した代替肉の開発に成功しました。
今後、食品業界は大きく変わろうとしています。興味のある方は「フードテック革命」を読むと理解が進みます。
2025年を制覇する破壊的企業のまとめ
いかがでしたか?
食品業界だけじゃなくどんな業界でも世の中には、隠れた悩みや疑問がたくさんありますよね。
それを徹底的にリサーチして解決してくれる体験を提供できる企業が生き残ることを本書を通じて実感しました。
みなさんも周りの人がどんな悩みや問題を抱えているのか、知ることから始めてみてはいかがでしょうか?

僕も本書を読んでまずできることから行動に移していきたいなと。一緒に頑張っていきましょう。
ちなみに、「2025年を制覇する破壊的企業」はAmazonのオーディブルでも聴くことができます。
Amazonプライム会員なら、2ヶ月無料です。
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今回は以上となります。